自己啓発やスピ系のコーチングは、一体何を教えているのか?〜無意識と条件付けられた思考パターンのお話〜

今日は、スピ界隈や自己啓発界隈でよく見る「自分を変える方法」などのコーチングを行う方は、一体全体何を教えているのか?というお話をします。

手法は「思い込みを外す」だけです

コーチングや自己啓発を行う方の中には、心理学や脳科学を学び、再現性が高い自己実現方法を教えている方もいる反面、まったく何の効果もない単にオカルト的な事を教えている詐欺師の様な人もいて、この業界は玉石混合だと言えます(笑

以前の私でしたら、「自己啓発なんて詐欺みたいなもんでクソの蓋にもならない!」と一蹴していたのですが(笑

最近は私も少し丸くなって、たとえ成功率が1%でも、教えている側と教えられる側がお互い気持ちよくなって、それで納得できれば良いのかな🎵と、俯瞰して見られる様になりました。

しかしながら、コーチングの基本は実にシンプルです。

それが、先生は「生徒さんの思い込みを外す」ということ。

基本はこれだけです。

普段からお伝えしている様に、私たち人間の認知システムは基本的に歪んでおり、世界をあるがままに捉える事ができていません。

貴方が見て感じている世界は、そのまま貴方の心の投影なのです。

つまり「世界=心」なのです。

よって、心(考え方や思考パターン)が変われば、外側の世界が変わるというとてもシンプルな仕組みです。

しかし、構造的にはとてもシンプルなのに、私たちは、考え方のパターンを幼少期より条件づけられており、脳の自動反応からはそう易々と逃れる事はできません。

何故なら、その思考パターンを持ち抱えている様に感じる貴方という自己感覚が、本来は存在しないからです。

よって、いくら人生を好転させたい!と思っても、それを行う自分という自己感覚が幻想であるので、自力で変わることは不可能だということは容易に解ると思います。

存在しない貴方が、貴方を変えることはできないのです。

では、スピでよく言われる様な「人生シナリオ通り」という決定論は本当なのか?というと、これは少し違います。

人生は一つのパターンに決まっているわけではなく、無限の可能性を秘めています。

ただ、それを選択し実行する貴方がいないのです(笑

条件づけられた思考パターンを変えていくヒント

例えば、私自身は子供の頃から体が弱く病気がちであり、大人になっても健常者の方に比べると体力がありません。

この状況は、事実として今もそうなっていますが、しかし私の潜在意識の中には「自分は子供の頃から体が弱い」という強固な思い込みが入っています。

よって、体の調子が良い時や元気な時はいいのですが、風邪を引いたりして体調を崩すと、私の中にある「自分は体が弱い」という潜在的な思い込みが顕在化し、思考は「やっぱり自分は体が弱かった」という思考の再確認を、再度潜在意識に植え込む作業を無自覚に行ってしまいます。

生まれつきお金持ちの家に育った人は、お金持ちである事が当たり前すぎるために、貧乏な生活を思考で理解することは出来るかもしれませんが、その状況を脳内でリアルに創造することは出来ません。

よって、お金持ちの人は、ずっと金持ちのままの傾向にあります。

何故かと言うと、お金持ちの人は、自分がお金持ちのである事を疑うことなく当たり前だと思っているからです(笑

簡単に言うと、私たちは「無意識」という条件づけられた思考パターンに支配され、自分でも無自覚のうちに、パターン化された行動を取り続けるのです。

コーチングのコーチが行うのは、この「無意識」の中にある条件付けられた思考パターンを無理くり変更することにあります。

しかしそれが出来るのは、実際にコーチ本人が自身の条件付けられた思考パターンを変更した経験がある場合に限りますし、その人本人が、何人もの生徒さんの条件づけられた思考パターンを変更してきたという自分の中での実績が必要になります。

なぜアファーメーションは効果があるのか?

斎藤一人さんは「ツイてる」という言葉を沢山言うと良いと教えています。

小林正観さんは、「うれしい・楽しい・幸せ・愛してる・大好き・ありがとう・ついてる」と言った言葉を「祝福神」と名付けて、この様な言葉をいっぱい言う事を推奨しています。

これは、スピリチュアル的な不思議な話でも何でもなく、無意識領域にある思い込みを外す方法なのです。

現代人の多くは、人間が最初から持つ自我の防衛機構と、外部情報による「マイナス思考をする事が正義である」という刷り込みによって、多くの方が常にマイナス思考になる様に条件づけられています。

アファーメーションになぜ効果があるのか?と言うと、現在人が抱える「心配をする思考癖」を改善するからです。

自分の言葉を一番よく聞いているのは自分ですからね🎵

言葉は、自分で自分を洗脳するのです。

人生が上手く行かない方、失敗続きの方は、まずはアファーメーションによって、自身のネガティブな思い込みを壊してみてください。

その上で、ポジティブな思考パターンを植え込むことによって、人生が改善する可能性は格段に上がってきます。

ただこの方法も、初期の段階には効果はありますが、ある程度こういったワークを続けていると効果が無くなります。

その理由については、また次回お話しします。

脳のリミッターを外す危険性と自己実現

最近は、悟り系や覚醒系のコーチングを行う方も増えてきたと感じます。

「仏教×脳科学」や、「心理学×量子論」と言ったアプローチでコーチングを行う方も増えてきましたが、彼らが行う手法も「生徒の思い込みを外す」という点においては、基本ロジックは同じです。

ただ、こういったコーチングは少々危険な面も含んでいます。

それが危険であるかどうか?はコーチ本人の覚醒具合に依存します。

例えば、十牛図で言うところの「3.見牛」や「4.得牛」あたりのフェーズのコーチがコーチングを行うと、その段階で解ることしか伝える事がしかできません。

ケンウィルバーのスパイラルダイナミクス理論においては、覚醒具合(state)と、精神の発達段階(stage)は別物です。

例えば、精神発達が未熟な状態にて覚醒だけが起きるとどうなるか?

まだ社会の仕組みも解らない子供が、社会は虚構であると見抜ぬいてしまうことで、横暴無尽な振る舞いをし出す可能性があります。

解りやすい例をお伝えすると、「自分も世界も幻想なので我儘に振る舞っても良いんだ!」と、周りの人に迷惑をかけまくり、人間関係や社会的地位を一気に失うパターンもあるのです。

つまり、脳のリミッターが外れたは良いが、その後の後始末の仕方が判らないのです。

世捨て人やホームレスになりたいのなら話は別ですが、人間である以上、社会的な接続は必須です。

老子道徳経の中には「仮に貴方が覚醒しても、そのことを人にペラペラと喋るもんじゃい!」という教えもあります。

つまり、いくら世界を幻想だと見抜いても「社会性のある人間のフリをして演技をしろ」という事を老子は伝えているのです(笑

最近は、鉄道系ユーチューバーのスーツさんにも見られる様に、見性体験だけが起きてしまい、逆に精神不安の方向へと進みがちな方も、ちらちらと増えてきていると感じます。

つまり、何らかの理由で覚醒だけが起きてしまい、悟っただけの社会性がない人間ができてしまう可能性があるのです。

よって、社会的に未熟なコーチの言う事を間に受けると、自己実現するどころか、逆に一文無しになったり、信用を全て失ったりと、盛大に事故る可能性もあります(笑

認知脳科学者でありコーチングでも有名な苫米地博士も、「コーチは自分が教えている(売っている商品)の危険性をしっかり認識すべきだ」と語っています。

もちろん、今日話した様なこういった話も、あくまでも「私と世界」という二元性を前提にした意識段階でのロジックです。

根源的な事を言うなれば、よくノンデュアリティ系のメッセンジャーがよく伝えている様に「起きることはただ起きているだけ」と言うのが事実なんですけどね(笑

当然、ここを見抜いてしまっているコーチングの先生もいますが、「本当はあるがままで良いのです🎵」なんて言っては、自分の商売が成り立たなくなるので、あえて言わない様にしているのでしょうね(笑

続く・・・

類似投稿

2件のコメント

  1. ブログを過去に遡りつつ拝見してます。思えばノリさんの動画に出会った時も過去動画を順を追って後戻りしたものです。その時は新しい情報を分からないまま観続けて漸く分かるようなことも多かったです。
    今はおっしゃることのほとんどがもう把握していることのようで、読みやすいです。でも分かってるような気がしても、実際にできるとは限りませんよね。全て思い込みだと分かっていても、がっかりしたり腹が立つこともあるし、全く何の心配もなしに生きてはいられないようです。でも以前に比べればその感情起伏が激しくなく長続きもしないようです。
    だいたい、理想とか自分がどんな人間かとかあまり考えなくなりました。自分も周りの人間も無限の可能性の一つでそれでいいんですよね。
    それでもノリさんが次に何の話しをしてくださるのか楽しみです!

    1. はいぃ⭐️(●´ω`●)ノ
      コメントを読んで、意識の正体を順調に見抜いてきていると感じます🌈
      どんどん軽くなっていきますね⭐️

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です