老子道徳経に学ぶ、理想の政治家のあり方とリーダーシップ
SNSを見ていると、新たな政治家候補が登場すると、期待の星とばかりに救世主の様に崇めたかと思えば、その人物が当選し公約とは真逆の言動を取り出した途端、今までその政治家を持ち上げていた人が手のひらを返して集団で罵倒し始める・・・と言った現象を繰り返し目撃することができます(笑
今日はメカニズムは省略しますが、誰が政治家になっても、政治家という役割に就いている以上、その人が余程の人物でない限り愚かな結果を繰り返す様になっているのです。
さて、そんな事を2500年前に見抜いていたであろう老子は、こんなメッセージを残しています。
老子が説いた理想の政治家像(4段階)のレベル
老子道徳経【第17章】より
大上は下これ有るを知るのみ。
其の次は親しみてこれを誉む。
其の次はこれを畏る。
其の次はこれを侮る。
信足らざれば、焉ち信ぜられざること有り。
悠として其れ言を貴くすれば、功は成り事は遂げられて、
百姓は皆我れは自然なりと謂わん。
老子は、道徳経17章で、政治家などのリーダーを「大上」「親而誉之」「畏之」「侮之」の4段階のレベルで説明しています。
まずは、老子が「大上」と呼ぶ、最も優れた政治家はどんな感じか?と言いますと・・・
最も優れている政治家は、政治活動には直接的に参加せず、国民は何となく「名前だけは知っている」という認識程度しかないものである。
その政治家が裏で国民のためにどんな事をし、何を画策しているのか?なんて国民に見抜かれる事はなく、しかし結果的にはベストな状態で国民を収めているものだ。と説いています。
政治家というポジションにおいては、日本には「大上」に該当する人はいなさそうですが(笑
この話を聞いて私がイメージしたのは、日本においては天皇が該当するのかな?と思いました。
皆んな知ってるし人望もある、しかし実際は表舞台には出ず、政治には口出しをしていない(という事になっている)が、ちゃんと国を収めることができている、というイメージです。
では老子が説く、2番目に優れている政治家「親而誉之」はどんな感じか?と言いますと・・・
その政治家は、国民にしっかりと豊かさを分け与えることによって国民から人気があり親しまれている。と説いています。
ちゃんと公約も守って、国民の利益になる様な政策を実行してくれる政治家のイメージですが、「親而誉之」の段階の政治家も、日本にはいない様な気がします(笑
その次の段階の「畏之」の政治家は、法律で国民を厳しく縛り管理するタイプ。
国民はその政治家を恐れることにより、恐怖による支配を実行するタイプだと説いています。
日本では「畏之」のレベルの政治家はいませんが、北朝鮮などの独裁政治がこれに当てはまるのでしょう。
さらにその次、最も劣っている政治家「侮之」は、国民からバカにされて、まったく信頼がない政治家だ、と説いています。
日本では「侮之」の最も劣っている政治家が一番多そうですね(笑
21世紀は「大上の政治家(リーダー)」以外は必要ない

老子は、「大上は下これ有るを知るのみ」と称して、国民から何となく認知はされているが、その政治家が何をしているのか国民はよく知らない。といった政治のスタイルをベストとしており、私の見解としても、21世紀には「大上」以外の政治家は必要ないと感じます。
このタイプは、ケンウィルバーの発達段階(スパイラルダイナミクス理論)においては、イエロー以上の発達段階にある人が達成できる段階であり、表舞台には顔を出さず、裏方で高度な情報処理を行える様な知性を持った理想の政治家スタイルです。
日本もあと数十年で政治システムは大きく様変りすることが予想されますが、意志決定にAIを活用することで、おそらく政治家の数は現在の1/10程度になるでしょう。
その以降フェーズとして、今まさに旧体制の政治システムがガラガラと音を立てて壊れてきています。
日本はシステムの崩壊具合が目に見えにくいのですが、海外に目を向けてみれば、先日のアメリカによるベネズエラ侵攻や、イスラエルとアメリカの軍事行動によるイランのハメネイ氏の殺害も、旧体制の解体を象徴しています。
もちろん、陰謀論で言われている様なトランプ大統領は救世主でも何でもなく、彼は単に旧体制の掃除役としての役割を担っているだけなのでしょう。
どちらにしろ今現在、世界情勢は大きな転換期を迎えており、日本にその波が押し寄せてくるのはまだまだこれからだと予想されます。
そして企業においても、これからの時代は「大上」のリーダーが求められるのでしょう。
そんな理想のリーダーは、表に出る事なく裏方でシステムの微調整や環境の調整を行います。
まるで社員が「自発的に考えて行動できている」と錯覚してしまうくらい、目に見えぬうちに環境を整えます。
これを可能にするのが、AIによる情報処理のサポートなのです。
続く・・・
やっとこちらも覗く時間ができました。メンバー動画では、私のコメントに答えて下さり感謝しています。大分おっしゃることが分かるような気がしてきましたが、いざコメントを書いてみると何かとずれているようで恥ずかしいですけど、指摘してくださることによって、そのずれに気がつけるので嬉しいです。
この政治家についての説明もなるほどと思わずにはいられません。実際の政治家にはいなくても、政治学者の中にこんなことを言ってる人がいないものでしょうか?そんな政治家が現れる可能性があるでしょうか?いつもは政治に興味がないと言っていますが、本当は、信頼できる政治家に会いたいものだと思っているけど無理だと諦めているんです。オバマが出てきた時にはすごく期待したものです。
こちらこそ、ありがとうくまいます(●´ω`●)ノ
現状わたしの知る限りでは、政治学者と政治家は同じ様な理解の段階にあるとしか思えません。
一部の哲学者や認知脳学者、心理学者、まともなスピリチュアリストの方の中には、政治家が必然的に抱える認知のバグのような物に巻き込まれる仕組みにちゃんと気づいていると感じます。
人生の大半を大学という環境の中で生きてきて教育とか真理追求とかいう名目を掲げるいわゆる知識階級の人達と付き合って来ました。素敵な人達にも出会えましたけど、どこか虚しくなるように感じることもあります。これも自分がどう受け止めるかということで、組織がどうのという問題じゃないかもしれません。でも大学教育も今のままでは続かないと感じています。
>これも自分がどう受け止めるかということで、組織がどうのという問題じゃないかもしれません。
組織を作った時点で、組織とその中の人間は社会性維持の為に機能する装置となるので、真理探求からは外れますね👀
>大学教育も今のままでは続かないと感じています。
私は高卒なので大学のランクとかは詳しくないですが、Fラン??と呼ばれるような学校はAIに代替えでよいと思います
しかしこれからの時代、勉強したい人はAIでどれだけでも学べるので、学歴関係なく知識格差は広がると思います
日本の大学のことはほとんど知りません。Fランって初めて聞きました。アメリカでも会社経営のような利益追求を目的とする大学はなくなっていくだろうと思います。大体、現在のように高い授業料を払ってまで行く価値があるかどうか疑問です。まだ大学から給料を貰ってる身分なのですけど、いらないものがなくなっていくのはしょうがないことでしょう。これも時代の流れかな?川が周りの土地を侵食していくようなイメージです。
同じブログに留まってすみません。明日は次のを拝見します。
返信、ありがたいです!