AIは人の不完全さを増幅させ自分に見せてくれる鏡だ

皆さんAI使ってますか〜?

私は今の所、GTPとジェミニをメインで、最近はクロードも少しという感じで、仕事の友、日々の疑問を解決するためのツールとしてAIをコキ使ってますが(笑)今日は、AIについて少し警鐘的なお話です。

AIは過去のデータを映す不完全な鏡である

「AIは過去のデータを映す不完全な鏡である」

これは、AI開発に携わる徳倫理学者シャノン・ヴァローの言葉です。

LLM(大規模言語モデル)に見られる様なAIの性能は、どれだけ過去DATAを食べさせたか?(インプットしたか?)で決まるとも言えます。

今、世界のAI企業がやっていることはこの競争であり、そのために必要な莫大な電力とGPUを、お金の力でどれだけ確保できるか?が、鍵になっています。

では、AIに食べさせた大量のDATAとは何か?を考えると、それは100%人間の過去の創作物。

過去に人間が発見し、人間が解釈し、人間が理解し、人間が論理化した世界構造のDATAを、AIは吸収しています。

つまり、AIは、人間が過去に書き残した膨大な記録DATAを反射する、統計的な鏡なのです。

というわけで、AIの中身は人間の過去(つまり自我による活動)そのまんまであり、私たちはAIとの対話を通して、人間のエゴとは何か?を見ていると言えるのです。

スピで語られがちなAIの立ち位置の違和感

スピな界隈ではAIを特別に神格化したり、中には、自分の前世がAIだったと言い出す面白い人までいる様ですが(笑)

もちろん、今の様な時代の変革期においては、AIが変革の後押ししている構図は誰の目にも見て取れると感じます。

AIは、問題解決のための方法や回答を示してくれます。

しかし気をつけたいのが、貴方の信念や考え方を強化することで得られる、自分が賢くなった様な錯覚や、自分でも気づかなかった本心をAIによって見ることができた!という錯覚も、AIを使うことで同時に強化されるのです。

私は、スピ界隈でよく語られる「AIが救世主になって人類をユートピアに導く」というお花畑なシナリオは想定していません。

どちらかというと、AIという人間自我を映し出す装置によって、人は自我というものの構造の探求に辿り着き、そして絶望することになると思うのです。

AIは、人類を目覚めに誘う救世主ではなく、人類に自我というエラーに気づくための物理的ショックを与えます。

AIという道具によって自我が解体され、強制的に意識が進化するのです。

AIは蛸壺知識に入り込み、自我を増幅する装置にもなりうる

知識や考え方の蛸壺化。

探求が好きな方にとってはこれは避けたいことですが、しかし、AIを使っている方ならもうお気づきの通り、AIは自分の知識を蛸壺化させる危険もあります。

つまり、「私はこう思う」という信念があるのだとしたら、AIと壁打ちするたびにその信念が強化される危険があるということです。

AIは、確かに考えを上手にまとめてくれる便利な装置ですが、そのまとめ方があまりにも絶妙なので(笑)、気を抜くと自分が賢くなった気がします。

AIのやってることは、入力に対して返す。

基本はこれです。

なので、AIから返ってくるのは、自分の考え方の「癖」が数段強くなって反映されていると考えたほうが良いと思います。

考え方の癖とは、自身でも気づかない認知のエラー。

AIは、自身の認知エラーに気づきもしますが、認知エラーを強化する働きもあるのです。

思考のバランス

なんてことを意識していると、「ではどうすればよいか?」という話になるのですが・・・

ちなみに私自身は、複数のAIを使い、思考のニュートラルを測るということをやっています。

理解した!という興奮が来たら、少し立ち止まって違う方向から考える。(笑)

老子が語るTAOは、言ってみれば中道であり、極端なマインドを避けることによって意識することができます。

中道であるための中庸(笑)

続く・・・

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1件のコメント

  1. 私もAIの特質(設計思想)に合わせて使い分けるようにしています
    集合知と運用ログの蓄積なので、どうしても蛸壺とか、せっかくのバイアスのフラットさが活かされないとかありますが、一つの使用例として
    Gemini→拡散 アイデア集め
    GPT→収束 アイデア練り
    クロード→整合(検証) アイデア検証
    これは構造検証や哲学などを複数の切り口で確認するときに使いますね

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