頭の中にリンゴをイメージできない!? アファンタジアとアネンドファジア〜脳内は映像?音声?無音?〜

突然ですが⭐️

目を閉じて、頭の中に「りんご」を想像してみてください。

上手く「りんご」の映像をイメージすることができましたか?

おそらく多くの方は、何らかのカタチでりんごの映像を頭に浮かべる事が出来たのではないか?と思いますが・・・

実は、頭の中にまったく映像が浮かばない方も、少数ですがいるのです。

頭に映像が浮かばない!? アファンタジアとは何か?

1880年、フランシス・ゴルトンという学者は、あることを疑問に思います。

「頭の中のイメージは、皆んな同じなのだろうか?」

ゴルトンは早速、周りの知人や学生たちに、頭の中で何かをイメージする際、イメージがどの様に映像化されているのか?アンケートを取ってみました。

その結果、人によって頭の中のイメージはバラバラであることが解り、中には頭の中に全く映像が浮かばない、真っ暗な状態のままの方が全体の1〜4%いることがわかりました。

その特性に対してゴルトンは「アファンタジア」と命名し、2015年の最近になって、認知行動学者のアダムゼマンの論文で、アファンタジアはアカデミックな界隈において正式に定義されました。

逆に、まるで8K映像を見ている様な、鮮明なイメージが脳内に見える方も少数ですがいます。

この様に、りんごの立体感、水々しさ、香り、場の雰囲気まで感じ取れそうな勢いでイメージ化できる方を、ハイパーファンタジアと呼んでいます。

アファンタジアの方は、頭の中に映像が浮かばないからさぞかし生きづらいのでは?と想像されるかもしれませんが、そんなことはまったくありません。

まだ数日前に分かったことなのですが、何を隠そう、わたし自身もアファンタジアの気があり、上のイラストの5段階自己評価では、私の頭の中の映像イメージングはだいだい「2」くらいなのです。

それも、本業でデザインの仕事は支障なく出来ているのが不思議なものです。

動画に頂いた皆さんのコメントを読んでも、レベル1〜レベル5の方までいらっしゃる様ですが、割合的にはやはり正規分布的になり、1のアファンタジアと5のハイパーファンタジアの方が少数で、ほとんどの方は3か4で、2は少なめと言った感じでした。

ちなみに、落合陽一さんは自身がアファンタジアである事をXで明かしていたそうですが、本人曰く、皆んなも自分と同じだと思っていたそうです(笑)

頭の中はいつも静寂〜アネンドファジア〜

アファンタジアが、頭の中に映像イメージが出てこないという特性だとしたら、では、聴覚(音)に関してはどうなんだろう?という素朴な疑問が浮かんできます。

実は、これについても目下研究が進んでおり、頭の中で鳴る音や人の声や音楽も、人によって感じ方がバラバラだということがわかったのです。

たとえば皆さんは、本を読んでいるとき、自分の声が聞こえますか?

それとも、文字が頭の中で流れるだけですか?

問題集を解く時など、問題の文章を読んでる時、声は鳴っていますか?無音ですか?

ちなみに私の場合は、本を読むときは基本は自分の声を頭の中で鳴らしています。

これも、人それぞれバラバラの様です。

中には、「頭の中は常に音楽が鳴っている」なんて方もいらっしゃいましたが、若い頃の私はまさにそうで、いつも音楽が頭の中になっていたので、今ほど頭のおしゃべりはありませんでした。

そして興味深いのは、頭の中に声や音が全く鳴っていない状態の方も、人口全体の5〜10%いるらしのです!

こんな特性の方を「アネンドファジア」と呼びます。

私たちスピ探求者が、瞑想によって必死に頭の中の声を消そうとしているというのに、この事実は何ということなのでしょうw(笑)

脳内イメージとクオリア

さて、ここまで書いていくと、さらに疑問が出てきます。

それが、クオリアについてです。

私自身、脳内の映像イメージ力は上のイラストで「2」くらいなのですが、では、脳内イメージ画像がまったく浮かばない「1」のアファンタジアの方のクオリアはどうなっているのでしょう?

映像が浮かばないのならクオリアも存在しない?なんて短絡的に思考しがちですが、そんなことはありえません。

なぜなら、クオリア = 意識の質そのものだからです。

つまり、脳内映像がないアファンタジアの方でも、クオリアはあるはずなのです。

同様に、アネンドファジアと呼ばれる特性の方が常に感じている「言葉のない世界」においても、クオリアはあるはずです。

つまり、クオリアは映像でもなければ、音でもないと言えるのではないでしょうか?

無いけど、あるという感覚。

ここからは、もう言葉の限界の様な気がします。

これまでの通説の様に、「思考=言語」だと言い切れない。

このあたりの構造については、引き続き探究していこうと思います。

アファンタジア診断

次に、自分がどのくらいアファンタジア、もしくはアネンドファジアの特性があるか?診断してみましょう。

りんごの例と同じ様に、5段階で自己診断してみてください。

アファンタジアの傾向が強いと映像が出てきません。

逆にハイパーファンタジアの方は、質感や場の空気感も思い出せます。

アネンドファジア診断

「お昼ごはん何を食べようかな〜?」と考えたとき、カレーにしようか?ラーメンにしようか?
等、頭の中で声はしますか?

こちらに関しても、声が聞こえる人と聞こえない人がグラデーションで存在しますが、「声が聞こえる」と言う人の方が多数派(9割)です。

最後に・・

これらはあくまでも思考の特性であり、優劣を決めるものでは無いと言えます。

ちなみに、私自身の事を考えてみると・・・

私は20代前半頃までは絵を描いていたので、おそらくその頃は、脳内のイメージ映像が3〜4くらいあったと思います。

映像のイメージ化は歳を取るにつれて消えた様ですが、かわりに左脳の言語化能力は進化したみたいです(笑

音の聞こえ方についてもいろんなパターンがあると思います。

例えば楽器経験者なら、曲を聞いても各パートの楽器の音をバラバラに聞き分けらると思いますし、音響技術者なら、どんなメーカーの機材のどんなエフェクトがかかっているのか?も分かるのかもしれません。

それと似た感覚かもしれませんが、たとえば私の場合ですと、藤井風の声でサザンの曲を歌ったら、こういう音源になるだろうな〜という完成後の曲のイメージが、頭の中で何となく鳴らせます。

映像に関しては、自分自身がアファンタジアの傾向が強いと言うことが数日前に発覚しましたが、よくよく自己観察してみると、デザインの仕事でイメージングを行うときは、目を開けてオデコの前方数センチあたりにイメージ映像を作っていることに気づきました。

ただそれが、リアルな映像というよりは、線画の設計図という感じなんですけどね(笑

つづく・・・

類似投稿

2件のコメント

  1. 動画を視聴したときは、イメージなんて全然でてこないわーと思っていましたが
    今になって、頭の中でイメージするのと、目をつぶってイメージが投影されるをごっちゃにしていた感じ
    それならば、半透明のようなりんごとか夕食はそれっぽくぼんやりと出ないわけではないですが、8K画像か?と言われるとそこまで鮮明ではないし、現実に視覚が捉えている景色に、レイヤーが追加されて半透明で描画される…と言う表現が近いと思う
    言葉については、自分の声以外の音声やボカロなどの合成音声で読み上げている感じ…かなぁ
    この診断がどうであれ、目の前の現実が何か変わるわけではないので(見も蓋もない)すが
    少なくとも社畜時代の時に受けたWISE3の絶望的な社畜不適合診断に比べればお遊びみたいなものですねw

    1. コメントありがとうくまいます⭐️(●´ω`●)ノ
      でつでつ、頭の中のイメージと、目をつぶってのイメージ、ちがいますよね👀
      わたしも動画撮ってて気づきましたっww
      しかしながら、この学説を提唱している本人も言ってますが、これって全部自己感覚を自己申告したのが前提になっているので、それって学術的にどうなのよ?ってことらしいですけどねっ笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です